失敗から学ぶのが投資の第一歩

「これから投資を始めたいけど、失敗が怖い…」
「過去に手を出したけど、損してやめた…」

そんなあなたに知っておいてほしいのは、失敗には共通パターンがあるということ。
この記事では、投資初心者がやりがちな代表的な5つのミスと、その対処法を図や表でわかりやすく解説します。

　　　　　　　　　

1. 情報に振り回されて焦って売買してしまう

SNSやYouTube、テレビニュースなどで流れる「今が買い！」「暴落間近！」といった情報に惑わされてしまうのは、投資初心者が陥りやすい罠。

　　　　　　　

　　　　　　　　　

✅ 対策

• 短期のニュースに反応せず「目的」を見失わない
• 積立投資やインデックス投資など感情に左右されにくい仕組みを選ぶ

　　　　　

2. 一点集中投資でリスクが高すぎる

1つの銘柄やテーマ型ファンドに全額を投資してしまうと、下落時のダメージが大きくなります。

　　　　　　　

リスク分散の考え方

投資タイプ	分散性	リスク
日本の個別株1社	✕	非常に高い
米国1社＋日本1社	△	高い
全世界株式インデックス	◎	低め

---

　　　　　　

✅ 対策

• **インデックスファンド（例：S&P500やオールカントリー）**を活用
• 地域・資産クラスを分けて「分散投資」する

　　　　　　

3. 長期運用なのに短期の値動きに一喜一憂

つみたてNISAやiDeCoなど長期運用前提の商品を買っているのに、毎日株価をチェックして不安になる…。これもよくある失敗パターンです。

　　　　　　　

投資信託の一時的な下落例

初月：−3% → 不安で積立停止

3ヶ月後：+5% → 機会損失発生

　　　　　　　　

✅ 対策

• グラフや評価額ではなく「続けること」に意識を向ける
• 週1回・月1回などチェック頻度を意図的に減らす

　　　　　　　　

4. 自分に合わない商品を選んでしまう

人気のある投資信託をそのまま選んでしまうと、リスク許容度に合わず継続できなくなる可能性も。

　　　　　　　　

自分に合った投資スタイルを選ぶには（チェックリスト）

質問	YESなら
元本割れが怖くて眠れない	債券型を含める
多少の変動は気にならない	株式比率多めOK
長期で20年以上運用するつもり	株式中心でOK
短期で使う予定がある	投資は控える

　　　　　　　　

✅ 対策

• 自分のリスク許容度を知る
• 投資目的に応じて、商品を選ぶ

　　　　　　　

5. 投資額を急に増やしてしまう

「少額から始めて安心」だったのに、含み益が出た瞬間に月1万→月10万に…。これは過信による典型的な落とし穴です。

　　　　　　

積立額とリスクの関係

積立額/月	リスク許容度	注意点
1,000円	低い	無理なく学べる
10,000円	普通	初心者向きの推奨ライン
50,000円以上	高い	資金管理・メンタル管理が必要

　　　　　　　　　

✅ 対策

• 投資額は収入の5〜10％程度から始めて徐々に増やす
• 増額前に、家計の余裕・リスクを再確認する

　　　　　　　　

6. まとめ｜小さな失敗を防ぐことが成功への近道

投資は「いかにうまく増やすか」よりも、「いかに失敗を減らすか」が大事です。
今回紹介した5つのミスは、すべて初心者にありがちな行動パターン。でも、事前に知っていれば防げるものばかりです。

　　　　　　　　　

　　　　　　　

7. 関連・おすすめ記事リンク

以下の記事も合わせて読むと、投資初心者の失敗防止に役立ちます👇

• 👉 余剰資金が増えたら？積立投資か一歩進んだ投資戦略