少額から始められる投資

用語の説明から、実践編まで分かりやすく解説しています!

投資の醍醐味は「長期的に資産を育てる」こと。
でも、いざ市場が暴落したらどうすればいいの?

積み立て投資は初心者でも始めやすい投資法ですが、暴落時の不安は誰にでも訪れます。

        

この記事では、「暴落が来たときにどうするか」をテーマに、具体的な出口戦略メンタル管理法を初心者にも分かりやすく解説します。

       

✅ 目次

     

なぜ“暴落”が怖いのか?心理と損失の正体

暴落という言葉だけで、不安や恐怖を感じるのは自然なことです。
でも、その正体は「一時的な価格の下落」と「損失への不安感」です。

       

過去の主な暴落とその回復

年度主な要因下落率(S&P500)回復までの期間
2008年リーマン・ショック約-57%約4年
2020年コロナショック約-34%約半年
2022年インフレ+利上げ約-20%約1年(暫定)

      

⚠ 一時的に半分になるような下落も、長期では回復しているのがポイント。

      

暴落時にやってはいけない3つの行動

暴落時にやってしまいがちな失敗行動を3つ紹介します。

     

❌ 暴落時にやってはいけない3つの行動

  • ① 感情的に全売却する
    暴落時に「もうダメだ」と売ってしまうと、安値で損失確定してしまいます。
  • ② SNSやニュースに踊らされる
    「世界経済崩壊!」「米国株終了」などの過激な見出しに心を乱されるのはNG
  • ③ 積み立てを止めてしまう
    価格が下がっているときこそ、多くの口数を買えるチャンスです。

        

積み立て投資の強み|ドルコスト平均法が活きる瞬間

積み立て投資の最大の武器が「ドルコスト平均法」。

価格が下がっても、淡々と積立を続けることで平均購入単価を下げる効果があります。

       

図で見る!ドルコスト平均法の力

【例】毎月1万円ずつ投資した場合

株価(1口) 購入口数
1月 1,000円 10口
2月 500円 20口
3月 1,000円 10口

→ 合計投資:30,000円

→ 合計口数:40口(平均単価:750円)

※最終株価が1,000円なら評価額40,000円=含み益!

→下がったときも「安く多く買える」と考えれば、暴落もチャンスになる。

       

「出口戦略」ってなに?初心者でもできる3つの考え方

投資は始めることも大切ですが、「いつ、どうやって利益を確定するか」も非常に重要です。これが出口戦略です。

     

① 時間分散で売却する(ドルコスト出口)

一度に全部売るのではなく、毎月・毎年に分けて売却すれば、リスクを抑えられます。

方法メリット注意点
一括売却手間が少ないタイミング次第で損失も
分割売却安定的に利確可能売却のたびに手数料あり

老後資金や教育資金など、使う時期が決まっているなら「その時点で必要分だけ取り崩す」方法が現実的です。

iDeCoの場合、原則60歳以降の受け取りになるため出口設計はより慎重に。

        

③ リバランスを活用して利益確定

利益が大きく出た場合は「株の比率が増えている状態」になっていることが多いです。
このときにリバランス(比率を戻す)することで、一部売却=出口戦略となります。

       

メンタルを保つ3つの工夫|日常でできること

暴落時に一番大切なのは「メンタルを折らないこと」。
そのための工夫を3つ紹介します。

      

工夫①:アプリを開かない習慣を作る

相場が気になるのは分かりますが、見ないほうが精神衛生的にも安全。

✔ チェックは月1回だけにするなど、自分ルールを作りましょう。

       

工夫②:投資ノートをつける

「なぜ投資しているのか」「目標は何か」を定期的に言語化することで、ブレにくくなります。

       

工夫③:一緒に投資を語れる仲間を作る

一人で不安になりがちな投資ですが、共通の価値観を持つ人と話すことで冷静になれます。

✔ SNSやリアルな知人でもOK。「長期目線でやっている人」とつながるのがコツ。

       

暴落はチャンスにもなる

暴落は怖いものですが、長期的に見ると必ずしも「悪」ではありません。
むしろ、安く買えるチャンスであり、成長の加速装置にもなり得ます。

       

✅ 最後におさえておきたいこと

  • 積み立て投資は継続が命
  • 暴落は「感情的な行動」に注意
  • 出口戦略は「売るタイミングを分ける」のが安心
  • メンタル維持の工夫も、投資スキルの一部!

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