「毎月積み立てる」だけじゃもったいない!
「積立投資って聞いたことはあるけど、どうして人気なの?」
「ドルコスト平均法ってなんだか難しそう…」
そんな疑問を持つ投資初心者に向けて、本記事では「ドルコスト平均法(DCA)」のしくみとメリット・注意点を、図や表を交えてやさしく解説します。
📘 目次
ドルコスト平均法とは?
「ドルコスト平均法(DCA:Dollar Cost Averaging)」とは、価格が変動する金融商品を、定期的に一定金額ずつ購入する方法です。
例えば、毎月1万円ずつ同じ投資信託を買い続けるイメージです。

価格変動と購入量の関係
| 月 | 株価(1口あたり) | 毎月の投資額 | 購入できる口数 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 1,000円 | 10,000円 | 10口 |
| 2月 | 500円 | 10,000円 | 20口 |
| 3月 | 1,000円 | 10,000円 | 10口 |
| 合計 | – | 30,000円 | 40口 |
➡ 平均購入単価:30,000円 ÷ 38口 ≒ 789円
➡ 価格が変動しても、平均して安く買えているのがポイント!
毎月定額で購入するとどうなる?
価格が高いときには「少しだけ」、
価格が低いときには「たくさん」買えるため、購入価格が平均化されるのがドルコスト平均法の特徴です。
💡 安く買えた月があった → 全体のコストが下がる!
下落時に購入を続けていると、上昇したときの回復スピードが早くなるメリットもあります。
メリット・感情に流されない&高値掴みを防ぐ
ドルコスト平均法は、特に初心者にとって心強い味方。
以下のようなメリットがあります。
メリットまとめ
| メリット | 解説 |
|---|---|
| 感情に左右されずに続けられる | 定額自動積立なら、相場に一喜一憂せず淡々と継続できる |
| 高値掴みを避けやすい | 高値のときは少量、安値のときは多く購入されるため |
| 平均取得価格が安定しやすい | 長期にわたって購入価格を平準化できる |
| 少額から始められる | 月1,000円〜などの低予算でも可能 |
デメリット・注意点もある
万能に思えるドルコスト平均法ですが、短期では効果が出にくいなどの注意点もあります。
⚠️ 注意点まとめ
- 一括投資よりも利益が劣る場面もある
→ 上昇相場では一括で最初に買った方がリターンが高くなる場合も。 - 続けなければ意味がない
→ 数ヶ月でやめると効果は限定的。最低でも3〜5年は続けたい。 - 手数料が高い商品に注意
→ 毎月買うので、信託報酬などのコストが高いと積み重なる。
向いている人・おすすめの使い方
💡 向いている人
- 投資初心者
- 一括投資に不安がある人
- 安定的に資産を増やしたい人
- 精神的に上下動に弱い人(感情で売買しがち)
🛠 おすすめの実践例
🛠 おすすめの実践例
よくあるQ&A
Q1. 毎月の積立日はいつがベスト?
→ 明確な「正解」はありませんが、給料日直後(25日〜月末)に設定すると継続しやすいです。
Q2. 上がり続けている相場でも意味ある?
→ 意味はあります。リスク分散しながら投資額を慣らしていくことで、タイミングミスを防げます。
Q3. 株だけでなく、他の資産にも使える?
→ はい。仮想通貨や金(ゴールド)など変動が大きい資産にも有効です。ただし値動きの激しい資産には注意が必要。
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投資初心者におすすめの次のステップ
まずは「続けること」が何より大切
ドルコスト平均法は、投資初心者に最適なスタイルの1つです。
毎月コツコツ積み立てることで、無理なく・自然に投資を継続できます。
焦らず、ブレずに、5年・10年と投資を続けることが
未来の自分を大きく助けてくれる“習慣”になりますよ!

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